映画「みなに幸あれ」2024年1月19日公開

主演:古川琴音 出演:松大航也 犬山良子 西田優史 吉村志保 橋本和雄 野瀬恵子 有福正志 原案・監督・編集:下津優太 総合プロデュース:清水崇 脚本:角田ルミ/音楽 香田悠真 主題歌:「Endless Etude (BEST WISHES TO ALL ver.)」 BASE BALL BEAR 製作:菊池剛 五十嵐淳之 企画:工藤大丈 プロデューサー:小林剛 中林千賀子 下田桃子 統括:古賀芳彦 撮影:岩渕隆斗 照明:中嶋裕人 録音:紙谷英司 美術:松本慎太朗 スタイリスト:上野圭助 メイク:木戸友子 配給:KADOKAWA 制作プロダクション:ブースタープロジェクト 製作:KADOKAWA ムービーウォーカー PEEK A BOO ©2023 「みなに幸あれ」製作委員会


TRAILER

  • 予告
  • 特報

INTRODUCTION

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」

2021年、日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)の初大賞受賞作品である本作が、遂に2024年に劇場公開を迎える。
主演は、今最も注目を集める俳優の一人で、若⼿俳優の中でも確かな演技⼒で評価の高い古川琴音。古川自身初めてのホラー映画への出演となる。メガホンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。下津は本作にて商業映画監督デビューとなり、誰も観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げることに挑む。そして、総合プロデュースを手掛けるのは、日本ホラー映画界の重鎮である清水崇。

本作は、「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という、人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れ、とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく様を描き、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…。」という得体の知れない恐怖と対峙していく―。
世界市場も視野に入れた、誰も見たことのない新しい感覚のホラー映画に是非ご期待いただきたい。

STORY

  • 看護学生の孫は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来る…。

COMMENT

主人公 古川琴音

今回、映画の主人公、ある家族の“孫”役を演じることになりました。
本作は誰かの犠牲の上に誰かの幸せは成り立っているのだといったことをテーマに、人間の幸せの核心に迫る、新感覚の社会派ホラーです。
私が演じる主人公は、社会の仕組みに抗おうともがきますが、そこに逃れられない恐怖が迫ってきます。
映画を観ている間はもちろん、観終わった後、人間そのものの存在が怖くなるような居心地の悪さというか、根源的な新しい恐怖を感じてもらえればと思います。
『みなに幸あれ』ぜひご期待ください。

プロフィール

1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年にデビュー。
NHK特集ドラマ「アイドル」(22年/NHK)、連続テレビ小説「エール」(20年/NHK)、「コントが始まる」(21年/日本テレビ) 、大河ドラマ「どうする家康」(23年NHK)、「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」(23年/TBS)や、映画『十二人の死にたい子どもたち』(19年/堤幸彦監督)、「偶然と想像』(21年/濱口竜介監督)、 『今夜、世界からこの恋が消えても』(22年/三木孝浩監督)、『スクロール』(23年/清水康彦監督)、『リボルバー・リリー』(23年8月公開予定/行定勲監督)など、注目作品に続々登場している。

出演 松大航也

今回、映画の「幼馴染」役を演じることになりました。
この作品では「犠牲」「幸せ」がテーマの作品でホラーというジャンルでありながら、とても考えさせられる作品です。自分が演じた「幼馴染」は、社会の仕組みには入ることができず、どうしようもない現実を突きつけられていても、それでも本作のテーマである「幸せ」をよく考えた人物です。ぜひ観ていただく方々にホラーとして楽しんでいただくことはもちろん、なにか心に残すことができたらなと思います。「みなに幸あれ」ぜひ多くの方に観ていただけたらなと思います。

プロフィール

2017年フジテレビ系連続ドラマ『オーファン・ブラック〜7つの遺伝子〜』で俳優デビュー。
その後、2019年『見えない目撃者』で映画初出演。主な作品は、初主演ドラマ「GAROーVERSUS ROADー」(2020年TOKYO MXなど)、NHK連続テレビ小説「エール」(2020年)、映画「20歳のソウル」(2022年)、tvk/TOKYOMXほか「ねこ物件」と映画「ねこ物件」(2022年)日本テレビ系「新・信長公記」(2022年)、世界配信NHKワールド「スアン日本へ行く!/Xuan Tackles Japan!」(2022年)、舞台「新・幕末純情伝」(2023年)などへ出演。

監督 下津優太

理想ばかりを描いているだけでは何も解決しません。現実と向き合い受け入れることは非常に苦しみを伴う作業です。「みなに幸あれ」という題には、希望と皮肉の意味を込めています。この問いに対して『現実を受け入れ、理想を描き続けること』を希望として捉えました。
この地球上には『地球上感情保存の法則』というものがあるらしく、地球上に生きる家畜・動物などを殺すことにより、地球上に負の感情が溜まり、それにより人間は負の行動を起こしてしまうのだと。意図的に不幸な人を作り出すことにより、私たちの幸せは成り立っているのだと。
今より1ミリでもよい社会になることを信じて、映画の持つパワーを信じて、何よりこの企画と自分自身を信じて、消費される映画ではなく、残る映画を作りたい。必ず作り手の思いは、受け手に伝わると信じています。

プロフィール

1990年福岡県北九州市出身。大学在学時よりTV-CMを監督。現在東京にて活動中。
CMやMVの企画・監督をする傍ら、短編映画の制作も努める。
〈受賞歴〉
Spikes Asia 2015:フィルム部門 ブロンズ(2015年)
Spikes Asia 2016:エンターテイメント部門 ブロンズ(2016年)
佐賀広告賞 金賞(2015年・2016年・2017年)
東宝主催 ショートホラーフィルムチャレンジ 大賞(2020年)
第1回YouTubeホラー映画祭 特別賞(2021年)
KADOKAWA主催 日本ホラー映画大賞 大賞(2021年)