渇水

2022 ROWDSHOW

2023.04.05

予告&本ビジュアル&新キャスト解禁!

この度、映画『渇水』の予告映像&本ビジュアル&新キャスト情報を解禁しました!

今回解禁となった予告映像では、「督促の期限を過ぎましたので、停水を執行します」と、主人公・岩切俊作(生田斗真)と同僚の木田拓次(磯村勇斗)が水道料金を滞納する伏見(宮藤官九郎)の家を訪れ、水道を停止する場面から始まります。「町中カラッカラだってのに弱いものいじめというか…」と疑問を呈す木田に対し、「支払いが滞れば水道を止める、払えば開ける、俺たちにできるのはそれだけだ」と、規則に則り粛々と業務を遂行する岩切の“渇ききった日常”が映し出されます。そんなある日、たった二人で家に残された幼い姉妹(山﨑七海、柚穂)に出会う岩切。葛藤を抱えながらも「規則だから」と水道を停める岩切でしたが、その姉妹が厳しい生活を強いられていく様子を目の当たりにすることに…。
姉妹の母親である有希(門脇麦)に「それでも親か?」と投げかけるが、「あんたの家族は幸せなの?」と返され言葉を失います。妻と幼い息子との関係に問題を抱えていた岩切。「このままじゃダメなんだよ」と苦悶の表情で叫びます。この渇いた世界で、岩切が葛藤の末たどり着く結末とは―?「大雨降らせてやろうな、カラッカラの町に」という最後の言葉が意味するものとは―?


さらに、主題歌「渇水」を書き下ろした向井秀徳さんからのコメントも到着。
予告映像で印象深く登場する本曲にもぜひご注目ください。


◆向井秀徳 コメント

人間は苛立っている。
暴力的な真夏の陽射しが地方都市に降り注ぐ。
アスファルトに撒いた水道水は瞬時に蒸発して発光する。
そのギラつきが、匂いが、フィルムに刻まれている。
人間は常に苛立っている。絶望している。
そうなのか。そうではない。
そうではないはずだ、と、この映画は俺に問いかけている。
そんなことを思いながら「渇水」という曲を作りました。


また、本ビジュアルでは、“渇いた世界に、希望の雨は降るのか――。”というコピーとともに、主人公・岩切が大雨に打たれる姿が大きく映し出されます。希望なのか、はたして絶望なのか、雨を全身で受け止める岩切の表情、そして岩切を取り巻く登場人物たちの姿も印象的なビジュアルとなりました。

そして今回、新たに7名のキャスト情報も解禁されました。水道料金滞納者・今西を宮世琉弥さんが、同じく水道料金滞納者・坂上を吉澤健さん、有希の”今度の人” 大林を篠原篤さん、小出家の近隣住民・竹内を柴田理恵さん、熱帯魚店店長・石川を森下能幸さん、スーパーマーケット店長・細川を田中要次さん、岩切が関わることになる刑事・加東刑事を大鶴義丹さんが、それぞれ演じることも明らかに。渇ききった岩切の人生にどんな影響を与えていくのか、ご期待ください。