INTRODUCTION

アメリカ国内では単館での公開ながらも、主演 アンドレア・ライズボローの圧巻の演技が話題を呼び、グウィネス・パルトロウ、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムスなど実力派俳優たちが次々と称賛。アカデミー賞®主演女優賞へのノミネートを果たし賞レースへと躍り出た本作。
宝くじに当たるも酒に使い果たしてしまい、自由奔放に生きるレスリー
人生の再起を図る姿に心打たれる感動作が、ついに日本上陸
アンドレア・ライズボローが演じるのは、宝くじで19万ドル(日本円で約2,500万円)の当選を果たすも酒に使い果たしてしまい、行き場を失くしたシングルマザー。息子にも友人にも見放されながらも、モーテルでの“出会い”をきっかけに人生の再起を図る。
スクリーンとの境界線を越えて滲む、痛々しいほどのリアリティ溢れる演技に
胸を打たれ、ラストには涙なしでは見られない心温まる瞬間が待ち受ける――

STORY

テキサス州西部のシングルマザー、レスリー(アンドレア・ライズボロー)は、宝くじに高額当選するが数年後には酒に使い果たしてしまい、失意のどん底に陥る。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人ナンシー(アリソン・ジャネイ)とダッチ(スティーヴン・ルート)のもとへ向かうが、やはり酒に溺れ呆れられてしまう。そんな中、スウィーニー(マーク・マロン)という孤独なモーテル従業員との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子(オーウェン・ティ―グ)のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばしはじめる。

CAST

ANDREA RISEBOROUGH
アンドレア・ライズボロー
レスリー役
宝くじに高額当選するも、アルコールに使い果たしてしまったシングルマザー。
1981年、英ノーサンバーランド出身。王立演劇学校(RADA)を卒業し、『ハッピ-・ゴー・ラッキー』(08)、カズオ・イシグロ原作の『わたしを離さないで』(10) 、『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(11)などにイギリス映画で活躍。『オブリビオン』(13)でハリウッドデビュー、トム・クルーズと共演するなど国際的な知名度を高めた。アカデミー賞®作品賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)で主人公の恋人役を好演。
OWEN TEAGUE
オーウェン・ティーグ
ジェームズ役
レスリーの息子。母親に自立してほしいと願うが・・・。
1998年、米フロリダ州出身。サスペンススリラー『フロッグ』(21)で主要キャラクターを演じ注目を集め、『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)など話題作に出演。トロント国際映画祭出品作品『モンタナ・ストーリー』(22)でメインキャスト演じ、「猿の惑星」シリーズの新作への出演が決定している。
MARC MARON
マーク・マロン
スウィーニー役
孤独なモーテル従業員。レスリーを雇い、彼女の人生を見つめ直すきっかけをともに模索する。
1963年、米ニュージャージー州出身。30年以上に渡って舞台、ラジオ、テレビ等、幅広く作家、コメディアンとして活躍。Netflixのコメディドラマ「GLOW」シリーズに出演し、『ジョーカー』(19)、『スペンサー・コンフィデンシャル』(20)、『スターダスト』(21)に出演。伝説的歌姫アレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト』(21)ではジェニファー・ハドソンと共演している。  
ALLISON JANNEY
アリソン・ジャネイ
ナンシー役
レスリーの友人。手を差し伸べようとしても、アルコールを断てないレスリーに呆れてしまう。
1959年、米オハイオ州出身。王立演劇学校(RADA)で演技を学ぶ。政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(99~06)でCJクレッグ報道官役を演じたことで広く知られ、この作品で4度エミー賞を受賞。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(18)ではトーニャ・ハーディングの母・ラヴォナ・ハーディングを演じ、ゴールデングローブ賞 助演女優賞、アカデミー賞® 助演女優賞を受賞した。
ANDRE ROYO
アンドレ・ロヨ
ロイヤル役
スウィーニーとともにモーテルを営み、レスリーの友人になっていく。
1968年、米ニューヨークブロンクス区出身。HBOのテレビドラマシリーズ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(02)のバブルス役で広く知られている。また近年では、 Amazon Prime Videoで配信されている、ホリデーシーズンの家族の恋愛模様描くロマンティック・コメディ「With Love」(21)に出演している。

STAFF

MICHAEL MORRIS
監督:マイケル・モリス

1974年、英ロンドン出身。Netflix「ベター・コール・ソール」の最終シーズンで製作総指揮/監督を務め、「13の理由」、「ハウス オブ カード 野望の階段」などの重厚で良質なドラマで数多くのエピソードを手掛ける。
本作が長編映画デビューとなる。
RYAN BINACO | WRITER, EXECUTIVE PRODUCER
ライアン・ビナコ|エグゼクティブプロデューサー・脚本
LARKIN SEIPLE | DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY
ラーキン・サイプル|撮影監督
EMMA ROSE MEAD | PRODUCTION DESIGNER
エマ・ローズ・ミード|美術監督
LINDA PERRY | COMPOSER
リンダ・ペリー|音楽