カラオケ行こ!

豪華キャストそろい踏み!完成披露試写会 オフィシャルレポート!

映画『カラオケ行こ!』完成披露試写会が12月4日(月)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、綾野剛、齋藤潤、芳根京子、北村一輝、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、そして山下敦弘監督がLittle Glee Monsterの「紅」が流れる中、登壇しました!

綾野が「ようやく皆さんにお届けできるということで、とても感慨深く、嬉しく思っています。是非スクリーンから突き破るような「紅」、潤くんの歌声を聞いていただければと思います。」と、齋藤が「こういう舞台に立たせていただくのが初めてなので緊張しているのですが、こうして皆さんに観ていただける日が来たのかと不思議でもあり、嬉しくもあります。」と、芳根が「私が先生の役だったので、ヤクザの皆さんとの関わりがなくて、(先生とヤクザが)関わると終わってしまうじゃないですか。(笑)自分が知らない世界が多すぎて、完成作を観た時に、映画をすごく楽しませていただきました。初号をLittle Glee Monsterさんと一緒に観たのですが、一緒に声を出して笑っていたので、本当に楽しませていただきました。」と、やべが「芳根さんが仰っていましたが、我々は逆に、中学生の学校での青春の一ページを覗かせていただいて、我々と話がちゃんとミックスしているのかと思ったのですが(笑)、淡い一瞬の輝き、人との出会いの中で物語が動きながら成長していくというのを、我々は成長することなくでしたが(笑)、楽しんでいただければと思います。」と、チャンスが「映画好きで、こんなスターの中に入れてもらって本当に嬉しいです。自分がちゃんと演じられているのか不安なのですけど、とりあえずイリオモテヤマネコの顔をしながら、ふくろうの鳴き声を出させていただきます。」と、唐突なモノマネで会場を和ませ、八木が「今日私も舞台挨拶が初めてで、足がガクガクしているのですが、最後までよろしくお願いします。」と、後が「待ちに待ったこの日を迎えることができて嬉しいです。」と、北村が「表向きはヤクザの組長ということですが、今回は齋藤くんと後くんと四角関係で、初めての青春映画に出させていただきました!見どころが沢山あります!」と、ボケをかまし、そして山下監督が「去年の12月31日まで撮影していたので、ようやく皆さんに見ていただけるのが感慨深いです。」とそれぞれ挨拶しました。

役作りはどのようにしたのか、歌唱パートの練習について尋ねられると、綾野が「どこから話したら良いのかというほど、難関な役でした。ただ、齋藤潤くん演じる岡の青春の一片を魅力的に描いていくという思いを集結させていた現場だったので、その一部になれたことが嬉しかったです。その中でも、僕たち(綾野と齋藤)ふたりは「紅」を歌うのですが、とにかく「紅」を愛すところから始めて、狂児は恐ろしいほどの情念を持って歌っています。音楽から入っていく役づくりも新しく、潤くんと試行錯誤しながら、「紅」という壮大な曲に向き合う時間が、より2人の関係を強固なものにしていましたね。監督とも話していたのですが、狂児は「紅」を練習していない、というよりかは、「紅」自体が狂児の人生で、狂児からしたら全てが「紅」なんです。そういった滾りみたいなものを監督と考えていったので、ほぼほぼ一発で勝負していくって感じでしたよね。」と、撮影を振り返ります。さらに、「狂児をやるってなった時に、野木さんや監督と、カラオケに行って、歌って、どんなパターンがありえるのかというのを歌って、できる限りのことはさせていただきました。裏声が気持ち悪いという設定ですので、全編裏声で歌っています。(笑)」と撮影前のエピソードも明かしました。
また、オーディションで選ばれ、初の大役にもかかわらず物語上の主人公を見事に演じた齋藤潤は「(ヤクザの皆は)第一印象は怖かったです。みなさんメイクも終わって衣装も着ている状態で顔を合わせたので、みなさん本当にヤクザだなと思いました。(笑)ビビっていたのですが、カメラが回っていない時は優しくしてくださり、僕たちを笑わせてくださり、現場での空気を和ませてくださいました。」と、現場を振り返り、やべがつかさず「言わされてないよね?本心だね?」とツッコミ会場を沸かせました。

また、芳根は撮影を振り返り、「初めて連ドラの時にやらせていただいた役が合唱部員の役だったので、ついに先生の役をやるのか、しかも合唱部の副顧問ということで、合唱に携われるのは嬉しかったですし、みなさん可愛くて撮影中はメロメロでした。」と明かし、そんな芳根に八木も「(芳根が)可愛くて何も入ってこなかったです。合唱の練習は沢山していました。たくさん声もかけてくださって優しいなと思いました。」と、後も「僕も合唱練習をたくさんしたのですが、(芳根が)優しくしてくださって、いろいろな面で助けていただきました。」と、撮影を振り返りました。

また、衣装合わせの際にスタッフの前でそれぞれ歌を披露したというヤクザチーム。その時のことを、やべは「僕が全力で歌ったところ、ワンフレーズで「わかりました、大丈夫です、歌の練習とかしないでください」って監督に言われましたね。綾野くんとはプライベートで交流のある方の曲を愛を持って全力で歌ったのですが、ご本人に見られたらというのを考えて、先に謝っておきました。(笑)」とエピソードを披露。チャンスも「僕エンヤが好きなんですね。なのでエンヤを歌って欲しいのかなと思って、リハーサルの時に歌ったら、「そっちじゃない」と言われました。」とボケをかましました。そんなチャンスにやべが「(チャンスがいて)撮影現場が最高でしたよ。ワンシーン終わるたびに褒めてくださるので!」と和気藹々とした撮影を振り返り、さらに組長を演じた北村に、組がどうだったか尋ねると、「みんな可愛かったですよ。合唱部の皆さんも可愛いんですが、ヤクザの皆さんも可愛くて、撮影の合間に「腰が痛い」やら「膝が痛いやら」で盛り上がったりして。まあ撮影はメチャクチャでしたね…」とポロリ。そんな北村に「撮影中に橋本ジュンさんをずっといじってる先輩が一番怖かったですよ。」とやべ。「みなさん本当にすごくて、猛獣みたいな。これをまとめてる監督本当にすごいなって思いましたよ。」という北村に、監督は「まとめているというよりも、出来上がってましたよ。僕はそんなにこうしてくれと言った覚えはないですね。」とチームワークを大絶賛。さらに、脚本を務めた野木亜紀子とどのように物語を作り上げていったのかに関しては「原作が面白いし、野木さんを描くという時点で、それを邪魔しないように、十分面白いので、僕はキャスティングが一番こだわったかもしれないです。(先日プレミアが行われた)台湾の方はリアクションが良いので、よく笑ってくれましたね。」と話した山下監督。

また、ヤクザと中学生のありえない出逢いが本作の魅力にかけて、ありえない出逢いや、今も記憶に残るようなありえないエピソードを尋ねられると、綾野が「いっぱいありますけど、この撮影の時に和山先生が現場に来てくださったのも強烈に残っています。素直に嬉しかったですし、和山先生が描く世界観が皆とても大好きで、先生はヤクザチームが集まってカラオケをするシーンに来てくださったので、あの時の和山先生の存在が現場にいいスイッチを生み出してくださって感謝しています。先生もとてもにこやかな表情で聞いていたので、みなさんにもやべさんの曲早く聞いて欲しいな〜!やべさんとチャンスさんの歌を聴いていただけるのが楽しみで仕方ないです。」と、齋藤が「この「カラオケ行こ!」という作品に出会えたことが心に残っているかなと思います。綾野剛さん、キャストさん、スタッフさんに巡り会えて、岡を演じやすい環境を作ってくださったことに感謝しかありません。綾野さんも撮影中に僕のことをひとりの俳優として見て、信頼してくださっていたので、その期待に答えたいなという思いで撮影現場に通っていました。毎日が印象に残っています。」と、作品との出会いを熱く語りました。

最後に、綾野が「今から見ていただくのが本当に嬉しいです。自分の俳優人生の中で、この作品の出来上がりを見た時に、自分は青春と呼ばれる作品に初めて参加したんだなという体感がありました。青春はいろいろな表現方法がありますが、暖かく優しく、こんなたおやかな映画が出来上がるんだなと思いました。中学生の皆さん、ヤクザチームもですが、音楽に向き合って、音楽と映画の親和性を改めて表明した映画だと自負しています。みなさんにとって映画がいろいろな音楽を聴くきっかけになって、「紅」の魅力に気づいていただけたら幸いです。」と、齋藤が「一言で言うと、笑えてただただ面白い映画になっていると思います。ヤクザの皆さんの歌にも注目していただきたいですし、狂児と聡実の関係もエモくなっていると思うので、楽しんでいただければと思います。」と、山下監督が「最高に面白い原作を、最高の脚本家がシナリオを書いて、最高のキャストが揃って、面白くなかったら全部俺のせいだと思います。(笑)めちゃくちゃ面白い映画が出来上がったので、楽しんでいただければと思います。」と締めて、イベントは幕を閉じました。

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